バンドやろうぜ!

二十年程まえの話
バンドやろうぜ!
と盛り上がった僕と木原は、メンバーを探した
見つかったメンバーは、ベースを持ってないベースを筆頭にロクなやつがいない。
楽器を持っているやつが木原だけという体たらくだったが、
溢れ出る情熱は確かな武器だった
当時流行っていたTMネットワークのコピーバンドをやりたかった僕たちは
シンセサイザーという楽器のことを知り、その値段に驚いた
しかし、情熱と信念をフルに誤活用した僕たちは
ロックンローラーがバイトなんかやれるかい!
と言い放ち、全員で近所のオートバックスに向かった
店長を呼んでもらった僕たちは、店長に思いのたけをぶつけた

僕たち、オートバックスってゆう名前で活動しようと思ってます
オートバックスの歌とかをつくって歌いたいんで、
バックアップしてもらってもいいですか

僕たちの情熱と信念に気圧された店長は、
少し困った顔で木原の電話番号を聞き、
本部に問い合わせてみるから今日は帰ってくれみたいなことを言った

手応えがあった、と確信した僕たちはその後一ヶ月ぐらいは
いけるかなあ?いけるやろ
とか話し合っていたが、三ヶ月もするとバンドの話自体が空中分解していた


今になって思うのは、最初から本部なり社長なりに手紙でも出しとけよ
とかいうことじゃなく、多分結成してても
半年も続けへんかったんやろうなあ、ということだ

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コメント: 1
  • #1

    sachi* (土曜日, 08 10月 2011 18:11)

    連休だね~
    東京行きたいです。ココア淹れて下さい。