陽はまた昇り繰り返す

私は昔、ある探偵小説が好きだった
そのことを思い出したのは図書館の隣に引っ越したことによる
図書館のたくさんの本を渉猟しているうちに、私はその探偵小説と再会した

久しぶり、あれ、なんで読まんくなったんやっけ?

独りごちた私は、記憶の深海へと潜っていった


三分ののち正気に戻った私は、全てを思い出した
好き過ぎたのだ
好き過ぎて寝食を忘れ読みふけった私は、影響もされてウイスキーばっかり飲んだ

寝食を忘れウイスキーを飲み続ける
単なるアル中ではないのか

本があるうちはいい
問題は作者が書くペースより早く読み切ってしまったことだった
お気に入りのシリーズを読み切った私に残されたものは、ハードボイルドな生き方と、寝食を忘れウイスキーを飲み続ける習慣であった
これではマズイと感じた私は、その本とその影響を記憶の深海に沈めたのであった

封印された記憶と対面した私
こんなところにも私が乗り越えるべき壁は残されていた

よし、次こそは
とばかりにそのシリーズを十冊借りた私は、結局仕事と寝食をそっちのけで読書に没頭したのであった

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コメント: 2
  • #1

    きのぴ (火曜日, 04 10月 2011 00:50)

    それが何なのかがすげぇ気になるやん!

  • #2

    iq-3 (水曜日, 05 10月 2011)

    僕の場合は、本を読むことを封印しました。残った物は、つまらない現実だけでした。